続・ストリートファイターVで自分と向き合った話
前回ブログの記事を書いたのが2019/9/16ということで、実に3年半ぶりになるのだが、コロナになってからは以前にも増して表に出ず生きてきたので、生存報告も兼ねて久しぶりに記事を書いてみようと思う。
元気にしているかと聞かれたら元気ですとハッキリ言えない程度ではあり、以前やっていたカラオケ、バンド、マラソンといった趣味と呼べる類のものと、それをすることによる人との交流というのがパッタリとなくなり、楽しみはなくなりつつ新しいことを始める気力もないけれど、特に大きな問題はなく生きている、というのが今の状態である。
さて、それでは早速ここからメインのスト5の話をしていこう。
前回のブログは格ゲーを知らない人でも前半は多少参考になる部分があったかも知れないが、今回は格ゲーを知らない人だとピンと来ない話ばかりかも知れないのでそこは予めご了承いただきたい。
前半はゲームに向かう姿勢や心構え等のメンタル面の部分、後半はゲームの細かい操作等のテクニック面の部分について書いていく。
再来月の6月2日にはスト6が発売予定ということもあり、特にテクニック面については今更感が拭えないが、メンタル面についてはゲームが変わろうともランクマがある限り今後も変わらず自分との戦いになるだろうから、主にそちらを見て貰った方がいいかなと思う。
【目次】
- ダイヤ以降のリーグ推移
- 【メンタル面】
- メンタル面の問題
- メンタル面の問題に対する対策
- カジュアルマッチの薦め
- ランクマに向かう心構え
- 【プレイ面】
- プレイ面の問題
- 攻撃面の行動遷移
- 防御面の行動遷移
- 意識面の行動遷移
- プレイスタイル
- 【終わりに】
ダイヤ以降のリーグ推移
時間が経ちすぎて正直色々忘れてしまっている部分もあるのだが、一応リーグのアップ前後にとっていたリプレイリストを見る感じだと、自分のリーグはざっくりこんな感じで推移していたようだ。
・2019年5月頃~ DIAMOND (ダイヤ)
・2019年10月頃~ SUPER DIAMOND (スパダイ)
・2021年9月頃~ ULTRA DIAMOND(ウルダイ)
・2022年12月頃~ MASTER(マスター)
前回のブログを書いてから割りとすぐにスパダイに上がったものの、その後ウルダイまで2年と大分時間がかかってしまっていた。そこからマスターに上がるまでも結構経っている。スト5はやるとしても土日で、数ヶ月やってなかった時期もあったので、プレイ時間の割には着実に前に進んではいるのかなといったところだ。
【メンタル面】
まずはメンタル面の部分だが、実は以前のブログ掲載時から殆ど成長していなかったりする。ただ、取り組み方については守っていることがあり、その点を含めて書いていこうと思う。
テクニック面でも至らない部分が沢山あるのは勿論だが、それ以前にメンタル面が影響してランクマで勝てずリーグが上げられなかったと言っても過言ではないので、自分がランクマをしている時にあったメンタル面の問題を列挙してみる。
メンタル面の問題
・ミスした時に自分への苛立ちが募り、プレイが雑になる
・同じ技ばかり食らって負けた時、その技に固執して対応しようとムキになり、他のことが疎かになる
・自分より高リーグの人と当たった時は半ば最初から諦めモードになってしまう
・自分より低リーグやLPの低い人に負けた時に悔しさで冷静さを欠いてしまう
・勝っても負けても対戦から何かを学ぼうとしていない
・対戦に臨む際に何も意識していない
・勝ち負けに拘ってしまい楽しんでプレイできない
・疲れていたり、ぼーっとしていたり、体調が悪い時にランクマをやってしまう
・調子が良くない時、負けが混んできてもランクマを続けてしまう
・負けまくってくると自暴自棄になってどんどんLPが下がっていくのに歯止めをかけることが出来なくなる
大分自分の醜い部分をさらけ出してしまったが、ここまで酷くはないにしても、上記のことが1つも当てはまらずに健全にプレイ出来ている人ばかりではないと思う。
いつもこんなことばっかりなわけでもないのだが、ともかく上記のようなことを続けていると、調子のいい時に上がったLPが一気に吸われて気がつくと相当下がってしまう。下がったLPを取り返そうとしてランクマを続け、自分よりLPが高い人には安定して負け、自分よりLPが低い人にも負けるようになり大きくLPが下がってしまうという負の連鎖だ。
これらのメンタル面の問題を考慮して対策を立てたのだが、以下の2つのことを極力守るようにした結果がリーグアップに繋がったというのは間違いない。
メンタル面の問題に対する対策
・疲れていたり、頭が冴えない等体調がイマイチな時はランクマはやらない
・ランクマをやって、3先を3連続で負けたら一旦ランクマの待ち受け設定を切る
考え方、感じ方を変えるというのは難しいというかほぼ無理という結論に至ったのだが、そこを変えずとも、基本的に上記の2点を守るだけで自分は大幅にLPが下がることはなくなった。
格ゲーは集中が必要で、一度に見れる情報がより多い方が勝ちに繋がるのだが、疲れている時というのは大体画面がよく見えていないし、体の動き自体も悪かったりして操作ミスが増えるし反応も悪くなる。
相手の動きと自分のゲージと相手のゲージを全て見ていないと有利に立ち回れないし、リスクのある行動を取ってしまってダメージを貰うことになる。
なので、やってはいけないのは、負けが続いた状態でランクマを続けてしまうこと。
勿論LPの上がり下がりを気にせずプレイできる人はこんなこと一切する必要はないのだが、このブログを読んでいる人はそうでない人が多いのではと思っているので、そういう人向けの対策と言える。
3回負け越したら一旦止めるというルールは、引き際を見誤ってしまう大抵の人には結構有効だと思っている。漠然とやっていたり、1回勝つまでとかいうルールでやっていると、何連敗もして取り返しがつかなくなることの方が多いからだ。
負けが続く時は、単に運が悪い可能性もゼロではないが、心身どちらかの調子が良くなかったり、自分が集中して画面を見たり手を動かせる状態ではないという風に捉えた方がいい。無理やり続けると大体その後勝てることはなく、ひたすら負け続けてLPが下がったことの方が圧倒的に多かった。
同じ相手と何度も戦えるのであればその負けた結果も次の対戦にすぐに活かせるだろうが、ランクマッチで次に対戦するのは違う人で違うキャラ、もし同じキャラでも人によって戦い方は全然違うので、直前の負けがそのまま役立つことは少ないし、むしろ全然違う対策が必要なことの方が多い。よって負けが続いたまま続けるのはいいことはない。
例外を作るとしたら、あまりに強すぎる人(ウォーロード等)に負けたらカウントしないとかそういうルールくらいで、それ以外はこのルールを徹底するだけでドツボにはまらなくて済む。
改めて考えてみればわかることだが、心や体の調子が悪い時は運動で成果が出せないのと同様で、ゲームでのパフォーマンスだって下がるのだ。ゲームだったら上手く出来るとかそんな都合のいいことはない。それに調子が良くても負けが続くとストレスでパフォーマンスが下がったりする。だからこそ引き際が大事ということだ。
とは言えせっかく楽しむためにゲームしているのに負けたままで終わるのが嫌だというのであれば、勝つまでカジュアルマッチをやって多少なりともスッキリしたらその日はゲームを終わればいいだろう。
カジュアルマッチの薦め
スト5は負けてもLPが下がらないゲームモードが沢山ある。トレーニングモード、カジュアルマッチ、バトルラウンジの3つだけで十分遊べる。
トレモだけで満足出来る日はトレモだけすればいいし、対戦したい場合はカジュアルマッチかラウンジをすればいい。LPが下がらない対戦でも負けて面白くないと思うようなメンタルなら、そもそもその日はスト5をやっても楽しくない日なので、スト5をやめて他のゲームをやるか他のことをした方がいい。
とは言え、カュアルマッチでも負けが続いたり、相手のプレイスタイルが気に入らなかったり、自分のミスが目立って苛立つことはたまにある。そうして頭に血が上り自暴自棄なプレイをしてしまったとしても、後から下がったLPを見て後悔したりしないのがカジュアルマッチの一番いい点だと思っている。(そういう自分とその時対戦してしまった人には大変申し訳ないのだが。。)
ただ、カジュアルマッチばかりやっていると緊張感がなくなり、ダラダラ対戦してしまう癖がつくのは悪い点でもある。ランクマは常に神経を研ぎ澄ませてやることになるので疲れるが、その分色々なことを考えたり、相手の行動をよく観察したりしながら戦う。カジュアルマッチだけをやっているとそういうことをやろうとする気持ちが起きなくなる。
緩く遊んでいれば成長速度は遅くなるが、カジュアルマッチでも色々試したり考えたりしながらやろうと思えば出来るので、結局は自分次第だ。
自分はゲームで負けてイライラしたくないので、心の平穏を保つためには、カジュアルマッチで負けてもポイントが下がらないことへの安心と、自分よりLPが高い人に負けたら流石ですねと思い、自分よりLPが低い人に負けたら、でも自分の方がLPが高いし総合的には自分の方が強いからと自分を無理やり納得させることにしている。
直接対決で負けたら自分の方が弱い、とは考えない。色々な人と戦ったトータルの勝率が高いから自分の方が強いと考える。自分より強いというなら同じリーグまで実力で上がって来れるはずだから。勿論こんな考え方が正しいと思っているわけではなく、あくまで自分のメンタル維持の為にそう考えるようにしているだけだ。
相手を全くリスペクトしていない考え方なので失礼極まりないのも重々承知している。でも成長をする為の行動をしていない以上は、長い目で勝ち続けることなんか出来るわけがないし、楽しむ為にゲームしているわけなので、恥ずかしい話だが開き直っている。
自分がスト5の何らかのコミュニティに入っていたり、もう少し人と関わっていたらこうはならないのかもしれないが、お互いに声を掛け合うような友達もいない。ソロプレイなのでこういうしょうもない自分をさらけ出して向き合うことになる。
自分がメンタル面で成長していないと言ったのは主にこういった部分だ。
今はマスターからランクを上げる為に成長するほど頑張る気力がないのが正直なところなので、今後も暫くはカジュアルマッチを続けることになるだろう。頑張って狙うとしてもグラマスまでと思っているし、自分の限界は色々な意味できっとそこまでだ。
更にはもう2ヶ月も経たずにスト6が出る。何でもそうだが、一定以上上がったレベルから更に上を目指すのにはかなりの労力と時間が必要になり成長速度は遅いが、新しく始めたものについては成長が早いしポイント等が上がるのも早い。
人間自分の成長が感じられる方が楽しいに決まっている。つまりスト6が出たらそっちをやった方が絶対に楽しいのである。ゲーム性が相当合わないとかいうことがない限り間違いなくそうなる。なので自分がスト5でグラマスを目指すということはきっとないであろうと思う。
というわけで色々と残念なことを言ってしまったが、自分へのリマインドも兼ねて、ランクマに向かう心構えをまとめておく。
ランクマに向かう心構え
・いきなりランクマは初めず、まずカジュアルマッチでその日の自分の調子を見る
・調子が悪ければそのままカジュアルマッチを気の済むまでしてランクマはやらない
・調子が良さそうならランクマをやるが、2先を3連敗した時点でランクマはやめる
ここでの「調子が良い」とは、「プレイが安定し」且つ「負けても精神的に落ち着いていられる」状態のことだ。どちらかが欠けても調子が良いとは言えないので、そういう日はカジュアルマッチで対戦だけして適当に楽しむ日にする。
また、ランクマを初めても、3連続で負けたら一旦マッチングを切ってトレモをするか、カジュアルマッチに切り替えるか、そこでゲームを止めるかの3択にするのを徹底する。
負けても健全な精神であればトレモやリプレイを見る等して対策を立てて、前向きな気持ちでランクマに復帰できる。そうでない精神状態であればキッパリ止めるのが大事だ。これをすれば大幅にLPが下がることは防げる。
結局調子のいい時だけしかランクマをやらないことになるので、当たり前だがトータルの勝率が上がってLPも多少なりとも上がることになる。
カジュアルマッチばかりやっていると、ランクマとはまた違ったものが見えてくる。
リーグ降格したくない為にランクマをやめてカジュアルマッチに籠もる人と言うのはかなり多い。特にダイヤになった後だと、ダイヤのままだと格上ともマッチングすることになるので、特に降格したくないというのは理解出来る。
対戦相手のプロフィールから相手のバトルログを見に行くと、カジュアルマッチをやっている人は暫くランクマをやっていない人が圧倒的に多い。一部カジュアルマッチとランクマを同時に待ち受け設定している人もいるが、ほんの一握りだ。LPを下げたくなくて、リーグ降格したくなくてカジュアルマッチをやっている人が殆どだ。
キャラレベルを見るとサブキャラを始める為にカジュアルマッチで練習している人もたまにはいるが、やはりメインキャラでカジュアルマッチをやっている人の方が多い。自分と同じようにLP増減がなく対戦できるカジュアルマッチでスト5を楽しんでいるんだろう。
中にはカジュアルマッチをやっている間にかなり上達していて、明らかにランクマで上のリーグを目指せる人と当たることもある。そういう人に当たると勿体ないなーと思いつつ、それを伝える手段もないし、伝えたとしても冷やかしや負け惜しみになりそうだからどうせしないだろうけど。
そんなわけで、自分の場合はスパダイになって以降、リーグが上がった後は暫くランクを維持する為、というかぶっちゃけ降格したくない為ランクマッチはせずひたすらカジュアルマッチをやっていた。
リーグが上がると勝った時に同リーグ以上から得られるLPが少なくなり、且つ下位リーグに負けた時のLPの下がりがより大きくなる。少しずつ成長してリーグが上がった場合は、その後にまたすぐ負けてリーグが下がるというのは当たり前に起きることだ。
せっかく上がったリーグを満喫する間もなくすぐにリーグが下がったり、負けまくってもう一度リーグが上がるところまで持っていけないほどLPが下がることもこれまで何度も経験してきたので、自分はリーグが上がったら暫くカジュアルマッチだけをやるようにしている。
カジュアルマッチは勝てた時の喜びも小さいが、何より負けた時のダメージがかなり小さいので精神的な負担を殆ど感じなく、その名の通りカジュアルに対戦できる。
ランクマでLPを上げる為には、上位リーグの人に勝つことよりも、下位リーグの人に負ける回数をいかに減らすかが重要だ。そういう意味では、ダイヤ帯が多いカジュアルマッチはダイヤの人たちに負けない為の練習をするのにもってこいとも言えるだろう。カジュアルマッチで考えて意識しつつ真面目に対戦していれば、負けない為の戦い方はある程度身につくと思う。
カジュアルマッチでも自分より高いリーグの人と当たることは普通にあるし、次のリーグに向けてランクマをしてもいいかなと思えるような成長の手応えを感じるまではランクマをしない、自分はこれを続けて少しずつリーグを上げてきた。
ただ、カジュアルマッチはランクマに比べて人口が少ないのでマッチング率が悪く、スト6が始まったらスト5のマッチング率は更に悪くなってしまうだろうから、この方法を試すなら早いほうが良いだろう。スト6でもこのやり方は使えると思っているし、カジュアルマッチもあるようなので、積極的に使っていきたいと思う。
以上でメンタル面については区切りとしたい。
【プレイ面】
次にプレイ面について。以前のブログから大分時間が経ったが、その間に自分が使っているリュウというキャラクターは結構な上方修正がされて、特に攻撃力はかなり高くなった。立ち回りの強さはそれほど変わらないが、コンボダメージが伸びたのと、起き攻めが楽になったので、何もしてなくてもキャラの調整で多少勝ちやすくなり、リーグを上げることが出来たというのは間違いなくあったと思う。
プレイ面の問題
流石にダイヤの時とマスターの時とでプレイに差があるのは当たり前なので、試しに過去のリプレイリストを見ながら、自分が各リーグに上がりたての頃の主だった行動をまとめてみた。
ちなみにリーグが上がる頃には何が出来るようになっていたのか、逆に出来ないことをそのままにしている部分があってもリーグを上げることが出来たというのもこの表から読み取ることが出来る。
大分甘めにつけてみた為マスターの現在は○が多めだが、細かいことを言えば実際にはちゃんと出来てないものもあると思う。ともかく今でも△の項目については問題点、課題点といえるだろう。苦手な部分に向き合って伸ばせば勝率は上がるだろうが、長所を伸ばして負ける数より勝つ数を増やすというやり方もありそうだ。
リーグ毎に攻撃、防御、意識の3点でそれぞれまとめてみた。
使用するキャラやプレイスタイルによっても変わってくるが、多少なりとも参考になるかも知れない。
攻撃面の行動遷移
以前から一貫して自分の攻撃面での問題点はこうだ。
・ガードが堅い相手を崩せない
・波動拳の撃ち方が下手
・詐欺飛びできていない
逆に一番良くなった点は、シミーの威力が投げからコンボになったことで火力が大きく上がり勝率が上がったという点。以下のような違いがあり、これはかなり大きい。
①投げ ダメージ140 起き攻め不可
②コンボ 立ち中P→屈中K→弱竜巻 ダメージ169 起き攻め可
ちなみに②のコンボはVトリガー中にCAゲージが溜まっていたら以下のようなコンボでシミーで500近くもダメージが取れる。画面端だと更にダメージが伸びる為、これが決定打になったりリーサルになったりしたことも多い。
②の派生コンボ 立ち中P→立ち強P→強昇竜→電刃波動拳 ダメージ498 起き攻め可
防御面の行動遷移
自分の場合、攻撃面よりも防御面が弱くて負けていると言っても過言ではなく、以下のような問題点がある。
・表裏の連携をほぼほぼ食らう
・Vシフトを使っていない
・中段攻撃は立てない、立ててもまともに反撃出来ない
また、○となっている部分でも、改善が必要な部分が以下だ。
・振り向き昇竜が出なくてめくり攻撃を喰らう
・シミーや暴れ潰しを喰らう
・起き上がり時にリバサ無敵技を出しガードされて痛いコンボを喰らう
・相手の連携に無敵技で割り込もうとしてガードされてコンボを喰らう
・画面端の起き攻めを拒否したくてジャンプしようとして打撃を喰らう
めくり攻撃を無理せずガードして、相手の起き攻めに対する防御力を上げ、また自分が不利になる展開をVリバやVシフトで未然に防ぐ等が出来ていれば、勝率はもっと上がるだろう。
ただ、トレモで練習する時に攻めは自分が好きに動けばいいが、防御はトレモで同じ状況を作り出すのが非常に難しい。特に自キャラ以外だと自分がされた相手の行動をすぐに再現することは出来ない。リプレイを見て相手のキー入力を見れば再現出来るだろうが、物凄く手間で時間がかかるし、慣れないキャラだから練習しないと同じ行動を取れない。
そういった事情から、防御力を上げることが成長への一番の近道であることがわかっていたとしても、まともに練習出来ていないというのが正直なところだ。
意識面の行動遷移
この表の5項目は基本的でとても重要なことなのだが、ダイヤになりたての頃の自分は全部✕でとにかく何も意識が出来ておらず、安易な波動拳を撃ってはVトリガーで球抜けされたり、ゲージMAXの相手に安易に打撃や投げを重ねてCAやEX必殺キャンセルVトリガー等のコンボでリーサルされるというのがとても多かった。
スパダイになる頃には流石に多少意識するようになっていたが、とは言え見ての通りで殆どのことが意識出来ていなくても、攻撃や防御のスキルが上がるだけでスパダイまでは行けてしまったとも言える。
逆にこれらをきちんとするだけで、キャラ対策や人対策というのが出来て、有利に進められるようになることが多い。
相手のVトリガーやゲージ状況を見て、露骨に不利な行動を取らない、一発逆転をされるような行動を取らない、投げは2回耐えられるがクラカンからコンボを食らったらKOするような状況でリバサ昇竜は出さない等、この辺りが意識出来るようになると負けにくくなる。
自分の場合はかなり集中しないとこれが出来ないので、長時間は持たない。そういうこともあって、先にも述べたがランクマは心身ともに良好な状態でない時にはやらない方がいいということだ。
ちなみにランクマではなくカジュアルマッチをやっている時の自分はこれらの意識を割くことをほぼ放棄していることが多い。負けてもいいやと思って気軽に対戦が出来るので、安易な行動を咎められたら、まぁそうなるよなーって感じで大体は受け入れられるし、少し待つだけであまり酷いことにはならなくなった。
プレイスタイル
プレイスタイルの違いというのはかなり勝敗に左右するもので、物凄い高ランクの人と当たっても勝ててしまうことがある。暴れが多い人には自分は勝ちやすい方で、逆にあまり手を出さない人は崩せなくて低ランクの人にもあっさり負けたりしてしまう。
自分はガードが硬すぎてあまり積極的に攻めてこない相手が物凄く苦手だ。良く言えばどっしり戦うタイプ、悪い言い方をすれば待ちプレイが苦手で、自分はとてもせっかちなので、露骨に後ろに下がってヒットアンドアウェイ戦法を取られると大体相手のペースで試合が進んでしまう。
じっくり時間をかけて戦うことに面白みを感じないので、極端な待ちプレイじゃなかったとしても、上手い人がどっしりしたプレイをして着実にランクを上げていようがいまいが、それは模範とせず自分の好きなプレイをして、その好きなプレイの中で成長できる部分を伸ばして少しずつランクを上げていきたいと思っている。
ヒットアンドアウェイをする人やガードが硬い相手を崩すのもスキルなので、そこに向き合うのはある意味伸びしろではあるのだが、それは自分に余裕が出来た時に考えたい。
【終わりに】
今回はメンタル面で大分自分の闇を見せてしまったが、前回のブログで色々と意気込んでみたものの、健全な精神で格ゲーを楽しめる器ではないということを自覚してしまったので、それを踏まえた上でゲームと向き合いたいと思う。
ゲームを楽しめないような時は離れるか適当にやりつつ、真面目に向き合える状態の時に自分なりの高みを目指す、出来る限りそうして行きたい。
スト6もきっと最初はある程度のランクまではすぐ上がれて、新しい要素が多い分、きっと楽しめる期間は長くなるだろう。そして途中で行き詰まった時に、スト5で学んだやり方で長く気軽に楽しんで行ければと思っている。
楽しむためのゲームで負けてイライラしたり、時間を無駄にしたと思ってしまわないように、自分と同じようなタイプの人が、もし少しでも気が楽になる楽しみ方の参考になれたのであれば幸いである。