Wake Up,Girls! について語る
Twitterのフォロワーさんや、ブログのタイトルから分かる人には分かるわけだが、自分はWake Up,Girls!(以下WUGと記載)が好きである。
「こんにちわぐー」や「こんばんわぐー」というWUGの定番挨拶があるなかで、自分は「どうもねー」を使っていきたい。どうもねー。
・まず初めに「Wake Up,Girls!」とは
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の発生を受けて、山本寛監督が東北地方を舞台とした作品を構想し、それがアイドルアニメの企画となった。主役7人の声優は81プロデュースとavexが共同でオーディションを行い、プロダクションに所属していない一般人から選ばれた合格者7人による作品と同名の声優ユニット「Wake Up, Girls!」が生まれる。
キャラクターとその担当声優の下の名前の読み方が同じになっており、またキャラクターデザインもその担当声優をモデルにしている。現実のメンバーが身に着けている物やメンバー間で起きたこと等がアニメに取り入れられている。
以上はWikipediaからの一部抜粋だが、上記のように主役7人が演じる声優とキャラクターの親和性が高く、虚実混交(ハイパーリンクという言い方をしている)が一番の特徴である。
作品を見て震災について批判的なコメントしている人がいるのを見たことがあるけれども最初の構想がこうだったので、確かにセンシティブな内容で取り扱いは難しいが、東北の状況を伝えるのと東北を元気にしようという思いがあることを考慮して欲しいと思う。ちなみに自分は関東に住んではいるが一応福島県郡山市出身。続劇場版後編で郡山駅がWUGの聖地になったのがとても嬉しかった。
・WUGを知ってからアニメ視聴まで
自分がWUGを認識する前に、実は嫁さんがテレビアニメ版を見ていて自分もそれをちらっとだけ見たことがあったんだが、3話のご当地グルメ紹介のコーナー1発目でホヤを見たWUGメンバーの一人の「なにこれ気持ち悪い!」という台詞に対して「ばか!まずいぞ…」みたいな独り言言うだけで何のフォローもしようとしない無能なWUGのマネージャーを含めて出てくる大人が揃いも揃ってクズすぎると嫌気が指して嫁さんが3話で視聴を切ったということがあり、その時自分はそれを横目に見つつ特に何の印象も持たずタイトルすら分からずそのまま綺麗に忘れ去っていた。
それから一年後、自分がWUGを認識するきっかけになったのは「極上スマイル」という曲。去年の年初に嫁さんがとあるセッション会でこれを歌うために曲を聞いていたところ、Twitterで「海は広い 山もすごい ってどんな歌詞だよ」というツイートをし、それを目にした自分もなんだその歌詞wと思ってそこから不思議と興味が出てきたので嫁さんが帰ってきてからその曲を聞かせて貰ったところ、えらく気に入ってしまう。
ただ、極上スマイル(略して極スマ)のアーティスト名は「I-1club」なので、ここでもWUGには結び付かず。しかし極上スマイルの曲がいいとTwitterに書いたら自分のフォロワーさんが色々@で教えてくれて、I-1clubがWUGの中に出てくる別のアイドルグループであることを知り、I-1であれば「リトル・チャレンジャー」や「シャツとブラウス」、「ジェラ」という曲がいいと勧められる。
そしてWUGの曲であれば「タチアガレ!」が断然お勧めと言われ、WUGで検索してニコニコ動画で誰かがあげたダイジェスト版のWUG曲まとめを見てリトル・チャレンジャーとジェラが気に入る。ここまで特に気に入ったのは全部I-1clubの曲ばかりだったわけだが。あとは「7 Girls War」がなかなかいいけどハービバノンノンてなんだよと思ってなんとなく印象には残った。
この時点ではWUGよりもI-1clubの方に興味を持っていた自分はI-1clubが何なのか調べる為に曲を聞いたニコニコ動画からそのままニコニコ大百科をある程度斜め読みし、そこでWUGとI-1の関係やWUGのコンセプトを大体把握する。東北出身の自分としては東北が舞台というところで既に興味が沸いてきていた。
他にもWUGで検索した時に出てきた画像を見て、キャラクターが自分好みで可愛いというのがあり、気になったので勢いでアニメを見てみることに。
そんな感じで自分の場合は完全に曲が入口だったので、WUGの好きなところは一番は曲がいいこと。本当にどれもこれもいい曲。そこから劇場版を見て、そのままアニメも全話一気見。極上スマイルを聞いてからここまで3日程度だった。
・自分が作品にハマるきっかけ
普段アニメを見る習慣がない自分がここまで早く動くのは極めて珍しいことで、よく覚えていないが何か刺さるものがあったんだと思う。これからその何か刺さるものについて思い返しながら書いていこうと思っている。
ただ、そういえば大体自分は曲が物凄く気に入るとそこからアニメを見るということが何度かあった。
「タンサー5のテーマ」にハマってそのまま夏のサンライズフェスティバルに「科学冒険隊タンサー5」を見に行き、「侵略-the Chariots VII-」にハマって「銀装騎攻オーディアン」を全話視聴し、「極上スマイル」にハマって「Wake Up, Girls!」を一気見。
一昨年と去年はそういう流れだった。今年はまだそういうものに出会ってはいないが、またそういうこともあるかもしれない。
WUGとは全く関係ないがせっかくなのでついでに侵略の動画を貼っておこう。どっちもそれぞれ味があるが、個人的にはTVsizeのがテンポよく歌いかたも好きで何より最後の一枚絵がイイ。
まさか、引き込まれてる?
脱線したが、話を戻して次からは個人的なWUGの好きなポイントについて語ろうと思う。
・個人的なWUGの好きなポイント
自分はあまりアニメを見る習慣がなく、これまで見てきた女性が主役のアイドルアニメはラブライブ、アイドルマスター(デレマスは未視聴)、AKB0048とアイカツが少々といったところ。なので比べる材料があるとしたらその位しかないのだが、比較するというのではなくそういったものも一応は見てきた上でWUGの好きなポイントについて語ろうと思っている。
ポイント1.楽曲
前述の通り、自分がWUGの要素の中で一番好きなのは楽曲。MONACAが殆どの曲を手掛けている。MONACAは他のアイドルアニメにも曲を多数提供しているのだが、作品毎にテイストが変わっているのが分かる。他の作品の曲を聞き込んだわけではないが、それなりに聞いた中でもWUGの曲が一番自分の耳にあったというところか。ともかくWUGの曲は色んな人にお勧めしたい。作品や声優に興味なくても曲だけでも聞いて欲しいと思う。
メンバーの声がキャラクターを演じる時も歌うときも割りと素の声に近く感じるのもよくて、個人的には全員声や歌いかたの癖が強すぎない印象だったのもあり全員の歌声が気に入っている。
具体的にどこがどういいか説明できる語彙力や音楽の知識が全くないのが悲しいところだが、とにかく何かのきっかけで聞いてくれたらなんかいいかもと思ってくれる人は一定数いるのではないかという謎の自信のようなものがあったりする。
今のところWUGのベストが2枚出ていてそれを買えば現時点でのWUG関連曲はほぼ全て揃うので気になっている人は是非ご検討頂ければと思う。
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ちなみにカラオケも好きでよく歌うのだが、DAMともをしていてもWUGの曲を歌ってくれる女子が殆どいなくて寂しい限りなので、女子はもっとWUG曲を歌って欲しいなと常々思っている。せっかくいい曲なのに自分のキー変更した曲がDAMとものナイス1位とかになってしまっているのは本当に勿体ないので真面目にどうか一つよろしくお願いします。
ポイント2.アニメのキャラクター
アニメのキャラクターがとても自分好みで可愛い。自分が他のアイドルアニメよりWUGに惹かれたのは何気にこれがとても大きい。今はWUGのソシャゲが終了してしまっているが、以前「ステージの天使」というソシャゲがあって、その絵があまりにも自分好みどストライクだったもので、ゲームやってなかったけど画集を買ってしまったほど。
Wake Up, Girls! ステージの天使 The Illustrations
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この画集の表紙だけでは良さが伝えきれないので、誰かが画像を貼ってくれた記事のまとめと、公式のカードギャラリーのリンク集を貼る。アニメでは作画を散々言われていたが、キャラデザ自体がいいのはこれを見れば分かって貰えると思う。もうね、ほんとに可愛い。絵柄に関しては好みもあるだろうが、何度も言うけど俺のどストライクなのである。ステ天の画像眺めてるだけで割とマジで幸せになれる。
ポイント3.アニメの設定
アニメの内容や設定が現実的であまり無理がないところが気に入っている。弱小事務所に所属しているローカルアイドルらしく、社長が持っているコネ以外の当てがなく、事務所に先輩もいないしマネージャーも経験がないから自分達で出来ることが殆どない。
プロのレッスンを受けてある程度勝手が分かってから自分達でまともな練習が出来るようになったし、集まったメンバーの経験上、作詞作曲等が出来るメンバーもいない。昔から音楽が好きで自分でキーボードやギターを弾いたり詩を書いていたというようなところから歌手になる人はリアルにいるだろうが、アイドル志望で曲が書けるなんて人は普通いないと思うので、何も出来ないことが当たり前だと思うし、その中でもがいていく様がとても良かった。なんかここまで書いてどっかで似たような設定を見たことあったような気がしてきたけどまぁ気にしないことにしよう。
作画云々は置いておいて、それおかしくないか?っていうツッコミをあまりしないで見れたのが良かった。赤や緑といった原色のような髪の毛の色がないのも個人的には気に入っている。
ストーリーも自分が苦手な鬱展開の類で酷く話を重くしすぎることもなく、同じく苦手な破天荒系なキャラクターに振り回される類いの話もなかった。迷惑をかけた張本人から謝罪もなく勢いで乗り切るような話の展開がとても嫌いなので、話のやり取りが終始結構まともだったところが個人的には一番ストレスなく見れたところ。まぁ社長の身勝手さには色々思うところもあるものの、逆に普通は許されないことを大目に見るようなところもあったりして、妙なバランスが取れていた気がするし、あれがなければ最初のあの場所でのライブもないと考えると、必要な話だったと思う。そんなこともあり、色々言われている2話や3話は個人的にはそれほどきつくなかった。
元々友達同士ではないメンバーがアイドルユニットを組んで一緒に動いているだけなので、意見の食い違いや求めるものや目標とするところの差や熱意の温度感も違って当然なのだが、その辺の心理描写が自然で、その子がそう拘るのも分かるし、それに対して反対意見が出るのも分かるしで、とにかくメンバー同士で色々ぶつかっても納得出来たしそれが原因で見ていてストレスになるほどの展開にもならなかった。
大人も最初こそ酷いもんだが後半になるとまともな部分が見えてきて、テレビアニメの続編の劇場版の二作品を見るとそれまでの伏線を綺麗に回収して最終的に大人へのストレスもほぼなくなっている。無能と言われたマネージャーも仕事をそつなくこなすようになっていて、目立たないがマネージャーも成長している。なので、ファンの間ですら色々言われているようなアニメだが、自分にとっては本当にいいアニメだった。
ポイント4.オタクが主役
WUGの他のアイドルアニメと大きく異なる部分にオタクの存在がある。他の作品でもオタクが描かれたものはあったが、こんなリアルなオタクを描いた作品は恐らくそうそうあるまい。容姿、振るまいが非常にリアルで、オタクとしての立ち位置、アイドルとの距離感も絶妙だった。
カッコいいオタクは出てこない。オタク視点で話が進むところも多い。アイドル達が必死にもがいているのとは別のところで、オタクはオタクでアイドル達を応援し支えようと色々動く。そんなオタクがアイドル達とライブのステージを通して以外の場所では徹底して接触することがなく、特定のオタクをひいきしたり、アイドルからいつものあの人だと認識されるような描写も一切ないところもいい。
アニメのライブシーンではオタクのコールもしっかり入る。現実のWUGちゃんのライブでもオタク代表の大田がモニター上に映し出されると会場には歓声が涌く。それだけ愛されている。
有名な緑のブレードを手に号泣する画像が正に大田なのだが、アニメを楽しんで見た人や、リアルな彼女らの軌跡を知った上でライブを見たらあの画像のような状態になる人は真面目に結構いると思う。
ネタばれになってしまうので、この記事はこれからアニメをフラットな状態で見たいという人は見ない方がいいが、ここに書いてあることは最高でその場にいもしなかったのに読んでいて鳥肌が立ったくらい。アニメの最終話を見た人は必ず読んで欲しい記事だ。
ちなみにオタク代表の大田の声優さんは下野紘さん。WUGは主役の7人が全員新人なのに対してその脇を固める声優陣は各方面で有名な声優ばかりのようだ。
・ポイント5.リアルなWUGちゃん
ここまで書いた内容は殆どアニメ作品に関する内容で、リアルな声優兼アイドルとしてのWUGちゃん達には殆ど触れてこなかった。WUGと言えばアニメのキャラクターとそれを演じる声優の下の名前が同じで虚実混交のハイパーリンクを売りにしているのだが、WUG好きな人には2次元寄りと3次元寄りがいるらしく、どちらかと言えば自分は2次元寄りの方になるようだ。とは言え勿論ステージ上で一生懸命に歌い踊る彼女らは最高に輝いていて、彼女らの歌もステージングも素晴らしいのと、発展途上でまだまだ伸びていくところが見ていてとても嬉しくなりニヤニヤしてしまうところでもある。
そして若い。最初のオーディションの時に22歳未満で募集している。一部はリアルJKだったりしたわけで、3年経った今でも平均年齢が21歳の若いユニットだ。
思えばリアルなWUGちゃんに興味を抱いたのはTwitterでフォロワーさんがあげていた極スマ衣装で16歳のアガペーの最後のキメポーズをとっている画像だった。
その衣装とポーズのWUGちゃん達がとても可愛くて目に止まり、この子達誰だろう?と気になったものの、それがWUGだとはこの時点で知らず、後からWUGを知って、「ああ、あの子達が!」となったのであった。
他にも多くのアイドルアニメがあり、WUG同様に作品の曲を歌うアーティストとしてのライブ自体も多数展開されている中で、「何故WUGなのか?」ということを聞かれたことがあった。上記の通り自分はまずWUGという作品とキャラクターと楽曲が好きなのでその大前提があり、他にも色々あるもののリアルなWUGちゃん達について上手く語る自信がないのだが、心から同意できる内容を書いているブログがあるのでこの人のブログを是非とも読んで頂ければと思う。
ブログの内容で特に印象に残った部分を引用すると
『まったく、作中で早坂が評するところの「ごっつごつのおイモちゃん」なのだけど、ホカホカに蒸かして塩振っただけのおイモのなんと魅力的なことよ。』
それなー。俺もこんな記事が書きたいのう…語彙力+α…
・ポイント6.ライブパフォーマンス
声優兼アイドルという立ち位置のWUGちゃん達なのだが、アニメのキャラクターとリンクしている声優ということで、一般のアイドルユニットではなく同じアイドルアニメ作品のアーティストや声優ユニットと比較されることが多くなるのだろうか。
比較対象となるであろうアーティストのライブを沢山見ているわけでもないが、アイドルといえば歌よりもダンスというくらいだから他のアイドルもきっとダンスは凄いんだとは思うし、WUGだけが特別なんてことはまずないんだろうけど、他をよく知らない上で見たまま感じたままで話すと、WUGのダンスは見ていてとても気持ちよくて楽しいし飽きない。
7人が揃って動くことも多いが、別々に違うことをしていることも多い。全体を眺めていると本当に細かく動いていて立ち位地もしょっちゅう変わるからそのフォーメーション全体の動きを眺めるのも、誰か一人をずっと追っていくのもどっちも面白い。
決まった振り付けだけじゃなく、決まった立ち位地があり、細かくフォーメーションを変えながら歌も歌いながら全力で歌い踊る姿は本当に見ていて飽きないし、全部の動きは動画を見ても把握しきれない。
知り尽くせないからこそ何度でも見たいと思えるし、良さを知っているから何度も見たくなる。今のところこの2枚のライブBlu-rayが出ているのでどちらも強くお勧めしたい。
Wake Up, Girls! 2nd LIVE TOUR 行ったり来たりしてごめんね。 [Blu-ray]
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ライブのイベントの様子がYouTubeやニコニコ動画で公開されていたり、ライブツアーのBlu-rayも出ているんだが、歌やダンスのメインや見所でアップになることも多いので、なかなか動画だけではその曲全体の全員のフォーメーションを把握することが出来ないのがもどかしい。
自分はライブパフォーマンスとしてはコールが楽しいことも含めて7 Girls Warが一番好きだ。Aメロで一人一人交互にソロパートを歌っていきそのメンバーのコールが入るのだが、そのソロパートを歌っている子が特有の動きをしてその他の子はまた違う動きをしている。こういうのがどの程度多いものなのかアイドルのダンスとして一般的なのかも全く分からないが、とにかく皆の動きを見ていて本当に飽きない。この曲に関してはアイドルなのにスカート履いたまま側転したりブレイクダンスしたりするのが個人的に最高で、間奏のところとかで皆が細かく違う動きをしているんだがこれが可愛いんだなぁ。
ただライブ動画ではなかなか細かいところまで見れないこともあり、そんな時にセガさんが素晴らしいものを作ってくれまして、それがこのミラクルガールズフェスティバル。
アニメのライブシーンでは作画が残念だったり途中で違う人が話始めたりしてしまって1番すらダンスを通しで見れないのだが、このゲームは安定したアニメの絵柄のWUGちゃん達が本人達のダンスモーションでフルコーラス歌い踊ってくれるという神ゲーなのである。タチアガレ!と7 Girls Warの2曲しかないが、見る価値は十分にある。とりあえず宣伝用の動画だけでも見てみて欲しい。
ライブでは必ず生で一生懸命歌う。最初の頃からずっとそうだから、動画を見るとスタミナや声量がなく音程も安定していない頃のものが残っているわけだが、本当に時間が経過する毎に上手くなっていっているのがハッキリ分かるのが面白い。
これは物凄く個人的な意見だが、ボーカルが沢山いるのにハモりを入れないのは勿体ないという思いがあり、そこへきてWUGちゃんが少女交響曲をライブでハモってるのを動画で初めて見た時に嬉しさと何とも言えない優越感のようなものを感じてしまった。その他にも何曲かライブでハモりを入れている曲があるので、個人的にはどんどんそういう曲を増やしていって欲しいなと思っている。
ちなみに今WUGちゃん達は全国7か所の3rdライブツアーの真っ最中である。WUGちゃんのライブはアニメの内容を知っている方が楽しめるのは間違いないが、アニメを見ていなくても楽しめる。曲やダンスの良さは前述の通りで、何よりこのライブツアーでしかやらない曲があると思うので、凄く貴重なライブなのだ。
去年のライブツアーで発お披露目となった曲は、その後1年後のベストCDとライブBlu-rayで音源と映像として収録されたものの、メンバー二人だけでハモリもしっかり歌う個人的に大好きな「プラチナ・サンライズ」ともう1曲は今年のライブツアーでは歌われなかった。8月28日が東京でツアー最終日になるので、迷っている人や後でいけばいいやと思ってしまっている人は是非今回見に行くことをお勧めしたい。
・これからWUGのアニメを見る人へ
上手く伝えられていないと思うし、人を選ぶのかも知れないが、WUGは好きな人は本当に好きになると思う。もし見てみようかなと思う人は、以下の順番での視聴を強くお勧めする。
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テレビアニメ版:Wake Up, Girls!(全12話) ニコニコ動画(有料)
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続・劇場版前編:Wake Up, Girls! 青春の影 ニコニコ動画(有料)
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続・劇場版後編:Wake Up, Girls! Beyond the Bottom ニコニコ動画(有料)
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もしテレビアニメ版だけ見たことあるという人がいれば、是非最初の劇場版を見てほしい。最初の劇場版はテレビアニメの1話の前の話で実質0話という扱いの為、これを見ているのと見ていないのではその後のテレビアニメ版の1話の印象がまるで違う。
自分は最初の劇場版とテレビアニメ版をニコニコ動画で見た。試しに見てみようという状態で高い円盤を買う気は起きないし、レンタルショップに借りに行くのも面倒だし何より好きなタイミングですぐ見れるからだ。ただ、ニコ動だとテレビアニメ版はBlu-ray版の作画修正前の状態なのでちょっと微妙かもしれない。とは言え、まとめて一気に見るのであればそこまで気にならないとは思うのだが。
上に貼ったテレビアニメ版のAmazonのリンクだが、実は最終話が収録された6巻は新品が売り切れてしまっている。自分が言うのもなんだが意外だった。例の最終話が入っているからなのか、それまでの売り上げが響いて出荷数が減ったのかとかその辺はわからないのだが、少なくとも今からWUGを気に入ってBlu-rayを揃えようと思ってもさくっと新品が正規の値段で手に入る状況になっていないということではある。購入を検討している人がいるならば早い方がいいのかもしれない。
この中では特に続劇場版の前後編が素晴らしい出来で、ここで最初の劇場版やテレビアニメ版であった伏線が全て回収されて綺麗に完結する。勿論テレビアニメを見てからの方がより楽しめるのだが、単品で見ても楽しめるように作られている。駆け足過ぎてダイジェスト版のような印象がするところも否めないが、逆に時間も短めでさくっと見れるのがいい。ディレクターズカット版とかあったら良かったのになーとは思うものの、またいつか続編が作られることを期待して待ちたい。
そしてどちらも主題歌が名曲で、自分の回りやその他Twitterなどで見ているとWUGに詳しくない人でも「少女交響曲」と「Beyond the Bottom」の評価はとても高いのが分かる。とりあえずこの曲だけでも聞いてみるのをお勧めしたい。
ちなみに続劇場版が終わった後に「Wake Up, 宮城!触れ愛プロジェクトin台湾」として、宮城県の観光振興を目指す名目で宮城PRのアニメがYouTubeで公開されている。
スピンオフWEBアニメ:うぇいくあっぷがーるZOO!(全10話) ニコニコ動画(有料)
各メンバーのイメージアニマルの2.5頭身位のキャラクターで、割りとブラックユーモア溢れるアニメであり、テレビアニメ版を全話視聴していればより楽しく見れる。他がダメでもこれなら気に入る人もいるかもしれない。実際ニコ動で見ていて、「テレビアニメは駄目だったけどわぐズーは面白かった」、「全部これでいいじゃん」というコメントがあったくらいに話や作画やテンポの良さが素晴らしい。アニメ以上に見た目や性格設定含め個性がハッキリしていて分かりやすく、何よりとても可愛い。こちらもかなりお勧めしたい。
ちなみにわぐずーも宮城PRのアニメがYouTubeで公開中。こちらも是非。
・WUGの評判
WUGは史上初(?)の劇場版とテレビアニメ版を同日公開という試みをしたが、かえって裏目に出てしまったようだ。劇場版を見ていない人はOPで経緯のわからないパンモロを見せられてイメージを悪くし、メインキャラクターの説明もなく誰が誰だかわからず話が分からないまま見始めることになっていた。
劇場版とテレビアニメ版を同時に進めるのも無理があったようでテレビアニメ版の作画も酷いことになっていて、特に3話までに結構胸糞悪い展開が出てきて作画が崩壊するのでここで挫折した人も多く、しかも3話前にして製作が間に合わず前代未聞の1話と2話だけの総集編を挟む形になってしまい、その総集編もそこいらの人が作ったMADよりも酷い編集で、更に監督のTwitterでの発言など色々あってそれはそれは叩かれていた。
自分はリアルタイムではなく1年後にWUGを知り、ニコ動で劇場版から見て気に入って、その後そのまま続けてニコ動でテレビアニメ版も見たわけだが、劇場版は有料だからコメントもとても平和だったのに対して、テレビアニメ版は最新話が無料だったからどの回も散々な叩かれようで、あまりにも酷いコメントが目立つもんでコメント切って見ていた。
確かに上に書いたような微妙なところはあったかも知れないが、個人的には作画以外は言うほど酷くないし、寧ろメンバー同士本音でぶつかっていき問題を乗り越えていって仲良くなるのと、言うことがまともなプロデューサーがついてトレーニングを受けて努力しつつ少しずつ確実に成長していく過程がとても面白かった。
平日だったけど二日ほどで一気にテレビアニメ版も見て、最終話の最高だーー!WUGちゃーーーーん!!を無事に見届けて、全体通して多少思うところはあったものの、見終わった後はとても満足していい気分だった。自分はあんまりアニメを見ないし、他のアイドルアニメも数える程度しか見ていないわけだが、アニメの設定、ストーリー、キャラクター、声、楽曲が一番肌に合ったのがWUGだった。
アニメの中では大して見てもいないし知りもしない輩からネット上で誹謗中傷されてるところをWUG本人達やオタクも知っていて、ライブでの失敗や、売れない時の辛さを本人達だけでなくそれを応援しているオタクも苦しんでいて、それを乗り越えるのには本人達の努力だけでなくオタク達の支えがあって、一緒に歩んでいる、文字通り苦楽を共にしているのが分かる。それがとてもいい。
WUGはアニメと全く同じユニット名で演じる声優がアイドルユニットとして活動しているのだが、アニメや監督の評判もあってか、現実でもあまりいい噂が立っていないことが多かったようだ。恐らくそれは本人達も知っているのだろうが、そういったことにも全くめげずに頑張っている姿までもがハイパーリンクしているように思える。
アニメ放映当時から特に情報を仕入れてない人は今も前の記憶のまま上書きされずにいるんだろうが、そうこうしてる間にも彼女達はいくつものステージをこなし、WUG以外の活動も含めて沢山の経験を積んで、声優としても成長し、スタミナもつけて歌やダンスのパフォーマンスもぐんぐん上がっている。
それだけに、アニメ最終話のシーンで他のアイドルのファンが取った「いいものはいい」という分かりやすい行動が、ネットでの評判を刷り込まれた人や最初のイメージのままの人が今のリアルなWUGちゃん達のライブを見た時に、意外といいな、これは推せると思うような反応をしたのを見た時に、妙な優越感を覚えるし嬉しくなる。この瞬間は自分がオタクだなーと思う。
・WUGがホーム
自分は箱推しで、個々のメンバーのソロ活動やWUG関連でないイベント等には特に興味を抱かない方なのでコアなファンには怒られそうだが、作品としてのWUGの活動が止まっている状態でもメンバーは個々に別のアニメの声優やラジオのパーソナリティー、脚本を書いたり等でWUG以外の仕事で知名度を上げたりしていて、そこからWUGちゃんを知る人達も結構いるようだ。
そういった個々の活動で経験を積んでから改めて7人揃った時に全体としてのパフォーマンスも向上するのは言わずもがな。
中にはWUGよりもっと有名なアイドルアニメに出ているメンバーもいるのだが、その子はそっちで自分を知って貰ってWUGのライブに人を沢山連れてくるとまで言ってくれた。彼女らにとってはWUGがホームであり、WUGという作品とユニットをとても大切にしているのが伝わってくる。WUGとしてライブをする時の彼女達は今でも「~役の~です」と自己紹介をする。これが個人的には凄く嬉しい。
2014年冬のイベントでは、メンバーも知らなかった続劇場版のサプライズ発表があったのだが、その時のメンバーの喜び方が尋常じゃなかった。やはり演者が楽しんでいる姿、好きで大切にしているというのが感じられると、それを見ている方も嬉しくより楽しめると思うし、ファンなら尚更だろう。
というわけで、自分にとってWUGは特別なものになっている。拙い文章ではあるが、自分がWUGを好きなことを通じて多少なりともWUGに興味を持って貰える人がいたら嬉しいなと思う。
最後に凄くどうでもいいことを書くと、極スマクソメガネを名乗る以上、WUGで一番好きな曲は極上スマイルなのだが、WUGという作品のとっかかりになったこともあってこの曲に関してはWUGバージョンよりI-1clubバージョンの方が好きである。そして両バージョンをイントロ5秒以内に聞き分けることもできる。尚、イントロ1秒以内で聞き分けるには弛まぬ日々のトレーニングが必要なので素人にはお勧めできない。
大分長くなってしまったところで最後に人気アイドルの心得を斉唱して今日は終わりにします。
休まない!愚痴らない!考えない!
\休まない!愚痴らない!考えない!/
いつも感謝!
\いつも感謝!/